2013年3月4日月曜日

「気が利いた」おっちゃんが手ぬぐいで磨き上げたフルーツをくれる:インドにて

インド人は非常にフレンドリーです。バスに乗って、隣の人が声をかけてこないことは、まずありません。それが楽しかったり、めんどくさかったり。



バスに乗って南インドを回っていたあるとき、隣のおっちゃんと話をしてました。彼とはいろんな話をしましたが(もちろん英語で)、内容はさっぱり覚えていません。

ある地方都市で乗り換え待ちがあった際、バスの外に群がる物売りを眺めながら、彼はおもむろに「あれ食べたことある?インドのフルーツ。」と聞いてきました。

「ないよ」と言うと、「あれうまいよ。食べてみな」と言って、買ってくれました。

「なんていいおっちゃんなんだ!」なんて心の中で叫んでいると、びっくりしたのはそれからです。

彼は、ポケットにさくっと手をつっこみ、元は真っ白であっただろう、今は黒と灰色ですっかりにじんだ手ぬぐいをさっと出しました。

私は「えっ!?」と思っている瞬間、彼はこれでもか!という勢いで、魂を込めてそのぞうきんっぽくなった手ぬぐいで、そのフルーツを磨き上げてくれました。

5分後、彼はにこにこと自信たっぷりにそのフルーツを差し出してくれました。

すっかり凍り付いていた私は、どうしたものかと考えあぐねていたのですが、「食べな!」と言ってくれる彼に逆らえず、その「おいしいインドのフルーツ」を食べることになりました。

中身はとてもおいしかったです。

ただ、あのフルーツの皮に張り付いた汗くさい匂いは、二度と忘れられません。(そのフルーツは皮も食べられるということで、もちろんしっかり皮まで食べました)

対策:もらった食べ物は、安全性が確認できない限りは、その場で食べない。お腹がいっぱいだとか、お腹の調子が悪いと言ってやり過ごす。

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